黒森峠 985m (2006.5.18) 地図

愛媛県久万高原町(くまこうげんちょう)笠方(かさがた)−東温市(とうおんし)河之内
愛媛県久万高原町笠方と東温市河之内の間にある国道494号線の峠である。

黒森峠、自転車をやってる人なら真っ先に自転車のフレームを思い起こす。クロモリ(クロムモリブデン鋼)は鉄系素材では最も軽いもののひとつと言われているからだ。

地理的には四国の最高峰石鎚山から続く山脈が低くなった所を越える峠で、東温市(旧川内町)側は中央構造線を横切る険しい坂になっている。
石鎚スカイラインから国道494号線に入る



石鎚スカイラインから国道494号線に入る。面河ダムによりできた面河湖の端を通り、笠方にて大峠(県道153号線)との分岐を過ぎる。道はダム湖付近までは2車線だが、ダンダン1.5車線くらいになってくる。
県道153号線との分岐(国道は左) 峠道



ゆったりとしたクネクネ道を登り続けると、ようやく峠に着く。ガスった中に「黒森峠」の看板が嬉しい。峠にはお地蔵さんが2体とトイレがある。東温市側からは割石林道が分岐している。
黒森峠 割石林道分岐



黒森峠の前身は江戸時代は南西約1kmの所にある割石峠が使われていたそうだが、明治初期に黒森峠が開通したことで、割石峠は廃道となり、黒森峠が面河と松山方面を結ぶ道になった。

しかし、そうは言っても一車線の険路だ。車道化・県道を経て国道になったといっても行き交う車も少ない道なのである。
黒森峠

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