鞍掛峠 791m (2002.4.13) コレクションNo.933 地図

三重県藤原町船原−滋賀県多賀町大君ヶ畑(おじがはた)
鞍掛峠は三重県藤原町と滋賀県多賀町の間の鈴鹿山系を越える峠で、国道306号線になっている。通行止め期間が多く、チャレンジしにくい峠でもある。今回はニフティのオフを仕立てて行ってみることにした。メンバーは私と同じ年格好のカモシカ(ニフティ中部地区のフォーラム名)おやじーずである。

藤原町の麓にもまた工事通行止めの標識が出ている。しかし無視して行くことにする。戻ってくる車もいるが、単車は行けるみたいだ。峠を越えて送電線が走っている。あれを目指せばいいのだな。
平野部ではとっくの昔に散ってしまった桜がここでは満開になっている。皆が走っている様子と桜を一緒に撮ろうと思ったら、見事にシャッターチャンスを逃してしまった(T.T)
工事箇所はトンネル間近の三重県側。少し路肩が崩れているだけなので、普通車なら通れそうな気がした。すぐにトンネル到着(10:44、標高640m、15.3km)、大休止である。工事関係や登山の車両がトンネル脇の広場に駐車していた。
記念写真撮影後、右側の山道へ取り付いた。道は狭いが、土主体なので押していける。ところどころ岩場があったりして担ぎも入る。中電巡視路の鉄塔Noが掲示してある分岐点でたまらず休憩した。久しぶりに担いだというtamaさんが辛そうだ。

ここは崖のような山肌に細い山道なのでちょっとびびる。おかげでトンネル方面の景色はドバッと見えるし、春の陽光が燦々と降り注いで気持ちはいい。
      トンネル方面の景色
登行再開。暑いほどの陽気の中、峠手前の急坂を登りきると、強風が出迎えてくれた(11:30)。峠には1本棒の峠の標柱や丸いお地蔵さんがあって格好いい。みんなで記念写真を撮る。またカタクリの花もお地蔵さんの傍らで咲いていた。
しかしじっとしてると強風で寒い。時間的にここで昼飯にするのが一番いいので三重県側の山道脇に陣取って食べることにした。トンネル付近を眺めながらのランチは最高である。登山者やハイカーが目を丸くして挨拶しながら通り過ぎていく。カモシカおやじーずも嬉しそうに応答している(^^ゞ 
鞍掛峠 さて鞍掛峠の下りである。滋賀県側は眺望も優れないし、よさげなシングルトラックなので乗りたいとこだけど、道幅が狭く、崖っぽいので当初押し歩きしていた。そのうち乗れそうになったので乗ったり降りたりを繰り返した。

私のアクシデントはあったものの何とかトンネル脇に下りてこれた。そしてツツロ坂峠の入り口に向けて、国道をダウンヒルしていった。2000年に滋賀県側からアタックした時には大規模ヘアピンカーブの所で崖崩落で完全通行止めになっていたので感無量であった。