熊野古道、中辺路(なかへち)
のシンボル、牛馬童子
更新 2016.9.18
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NHK朝の連ドラ「ほんまもん」、その舞台となった熊野は紀伊半島の南端部にある。その中心部は本宮大社、速玉大社、那智大社からなる熊野三山で熊野川下流域一帯にある。

この熊野三山は古くより人々の信仰を集め、皇族・武家・庶民を問わず列をなして参詣したという。熊野は温暖多雨の気候のもと、山は険しく密生した樹林の生い茂る深山幽谷の地である。そのため熊野詣での道も山越え、峠越えの険しい道筋であった。


ルートは京・大坂、伊勢から半島の海岸線をつなぐ紀伊路、大辺路(おおへち)、伊勢路。内陸部に中辺路(なかへち)小辺路(こへち)、東西熊野街道、大峯奥駈け道などがあったそうだ。

これらを総称して熊野古道といい、2004年7月7日に世界遺産に登録された。



王子社
熊野古道には、三山の末社であり遙拝所でもある王子社と呼ばれる小祠が祠られていた。「熊野御幸」の時は、法皇、上皇、女院等が御通りの時に詣で、道中の安全を祈願したり、休憩や食事、宿泊や催し事をしたりしていかれた。