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荒倉山と甘利山の間にある鞍部を越える峠。 青木鉱泉や御座石鉱泉、更に鳳凰山へ行くのに現在は小武川の谷沿いに作られた道を遡ることになると思う。しかしこの道は武川村との境辺りから小武川の谷へ入る。それに昔は渓谷沿いの道は安定した道ではなかったはずだ。対して鳥居峠の位置は韮崎中心部から見て、最短で小武川上流部に入れる道である。それゆえ大正時代頃までの主要道は鳥居峠だったのではないかと思う。 それにしてもダートが長い。舗装工事もやっているのだが、周りの岩・草木についた土埃も年季が入っている。しかし峠まで来ると舗装になってしまったし、現在の峠は何もない。ただ谷から分水した水を峠を越えて韮崎側へ落とすような用水工事がしてあったのには驚いた。 |
