小菅峠 400m (2003.11.1) 地図

富山県細入村片掛−細入村庵谷
細入村片掛と庵谷を結ぶ旧飛騨街道の峠である。

峠道は神通川が潜入蛇行してできた狭隘な片路峡を避けて、直線的に山を上り下りしている。国道41号線の「道の駅、細入」から見ても峠の鞍部はくっきりとわかる。
小菅峠の鞍部



片掛の集落を過ぎたあたりに「旧飛騨街道」の道標が立てられている。いきなりの山道である。先回はびびって引き返したが、今回は山靴で来たので臆せず、登っていく。はじめのうちは雰囲気の良い山道だった。ところが途中で会った老齢の農夫が言うには「行けない」とのこと。
「旧飛騨街道」の道標



「担いででも行きます」
一般の方とは往々にして認識が違うと、たかをくくって宣言したものの、すぐに道は草木に覆われ、足元さえおぼつかなくなった。
「入り口にあんな立派な道標を立てておいて、草刈りもしないなんて細入村は無責任だ!」
自己責任で勝手に入ってたのを棚に上げて、細入村を責めるとは、私も身勝手な人間である。身勝手な人間らしく、即座に撤退を決めた(ー_ー)
草木に行く手を阻まれる


元の道まで降りて、車道を辿ると片掛銀山跡を経由して、あっさり庵谷峠に着いた。庵谷峠の景色を楽しんでから峠で分岐している林道庵谷峠線を経由して小菅峠へ向かった。
林道庵谷峠線テレビ塔登り口



NTTの中継所など横目に見て、林道を辿ると、間もなく小菅峠に着いた。ここにも旧飛騨街道の道標が立っている。旧道はもちろん藪の中で、降りる気にもならない(ToT) そしてテレビ塔などの施設のおかげで旧道の雰囲気はぶち壊しである。無理に登ってこなくて良かったと思った。
小菅峠