氷坂(こおりざか) 115m (2006.1.9) 地図

岐阜県関市下之保(しものほ)多良木(たらき)−下之保殿村(とのむら)
岐阜県関市下之保(しものほ)多良木地区と殿村地区とを最短距離で結ぶ旧飛騨西街道の峠で、県道58号関金山線の旧道峠にあたる。

氷坂は低山沿いに蛇行する津保川(つぼがわ)を避けて山越しをする道路上にあり交通の難所であった。

多良木地区の高沢観音前より県道から分岐する。ちょうど中部未来博に出展したとかいう藁葺き屋根の休憩施設の前である。
多良木から分岐する(10:00)



村社八坂神社の前を通り道なりに進む。すぐに多良木高沢林道との分岐が現れるので右へ進路をとる。
村社八坂神社をかすめて(10:03) 分岐を右へ(10:06)



分岐からたいして登らないうちに峠の切り通しに着いた。「冬季通行止め」の標識が出してある。20mも掘り下げられたと思われるほど深い切り通しの先に峠があった。通行止めを主張するかのように切り通しのてっぺんには倒木が何本か放置してあった。
峠手前の通行止め表示(10:10) 峠の深い切り通し(10:11)
倒木が放置してあった(10:16)



この切り通しは明治32年頃に岩を掘り割って作った道だそうで、それ以降は比較的容易に坂を越すことができるようになったという。

その切り通しを抜けると立派な祠と馬頭観音さんがあった。祠は「氷り坂地蔵堂」と銘されており、中にはお地蔵さんが祀られていた。
氷坂(こおりざか)
氷坂(10:17)
馬頭観音 地蔵堂の地蔵菩薩



しかし「こおりざか」の名に恥じないロケーションはここからだった。津保川を右下に見ながら下りていく路面には雪が残っている。殿村側は北向きの険しい斜面であるため雪が溶けないのである。その影響は川を越した対岸までおよび、田圃の途中まで雪が残っていた。
殿村側の路面(10:23) 対岸の田圃にまで影響が・・・



さすが「こおりざか」。冬季通行止めも頷けるというものである。しかし積雪路面はすぐに終わった。それに代わる試練は倒木である。これはいつから放置されているのだろう。この間の大雪で倒れたものだろうか?それとも台風などで倒れたまま放置プレイしてあるのだろうか?
倒木が(10:30) さらに倒木が・・・



MTBの担ぎバージョンで倒木地帯を何とか潜り抜け、麓まで辿り着いた。麓ではグリーンに輝く印象的なタンクが三つ指ついてお出迎えしてくれた。「殿村水源地」である。
麓へ辿り着く(10:38) 殿村水源地



水源地を過ぎ、小さな川を渡って殿村の集落へ入る。県道沿いの2車線路と違って昭和初期のような佇まいである。平成の御代になったとき平成(へなり)集落があることで一躍脚光を浴び、「日本平成村」を名乗った頃のガス灯もどきもあってレトロである。

そして嬉しいことに旅館の行灯には「飛騨街道」の文字が書いてあった。
殿村地区(10:52) 旅館丸登屋の行灯

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