小狗子峠(こくじとうげ、熊野古道) 45m (2012.12.7) マピオン地図 2.5万図

和歌山県那智勝浦町宇久井

和歌山県那智勝浦町宇久井にある熊野古道・中辺路(なかへち)の峠である。

那智勝浦から新宮方面に行くと、大狗子峠から降りてきた狗子の浦に次の小狗子峠への登り口がある。もちろん国道の小狗子トンネルの手前からである。

小狗子トンネルが見える峠登り口



狗子の浦の国道端に看板が出ているので、それに従ってこの登り口に来る。小狗子トンネルのだいぶ手前から山道に入る。

国道端の看板 登り口
小狗子南口、小狗子峠への案内



冬場だったのでみかん畑かどうか、確認できなかったが、整備された山道を登っていく。少し登ると民家のような廃屋で広めの道と合流した。ここにも熊野古道の標識があるので迷うことはない。

山道へ入る
広めの道に出る 熊野古道の標識



道の傾斜は緩くなったが竹藪の中に入っていった。振り返ると民家の屋根越しに狗子の浦が見える。竹藪の道は生い茂っているが広めなので、何事もなく、峠に到着した。

竹藪の道 狗子の浦が見える



峠は大狗子峠と同様、自然の切り通しのようになっている。倒木を整理している最中なのか、切り株などが散らばっていた。



峠から下り始める。所々竹や木が折れて、道を塞いでいる。このくらいなら大したことはない。少し行くと茶屋跡の看板が出てきた。鍛冶屋口茶屋跡(猿茶屋)とのこと。峠の茶屋であろう。

竹や木が折れて、道を塞いでいる



そして熊野古道の象徴・石畳が出てくると、車道に出る。別の道との合流点に「小狗子峠入口」の看板があった。

石畳
車道に出た 「小狗子峠入口」の看板



国道の小狗子トンネルは283m。途中で曲がっているとはいえ、小さなトンネルに過ぎない。しかし、トンネル上には石畳もある面白い峠道が残っているのだ。

国道の小狗子トンネル



高野坂へ | 峠コレクションへ | 大狗子峠へ