北腰越  108m (2004.7.11)   地図  

滋賀県安土町下豊浦−能登川町南須田
ネットのお友達、まりーんさんのご紹介の峠である。行ってみて驚いた。ここは朝鮮人街道だったというではないか。滋賀県にも街道はたくさんあるのに「歴史の道調査報告書」に掲載されているは朝鮮人街道と中山道だけなのである。

峠の場所は安土山と観音寺山の間の鞍部で、東海道本線のトンネルも通っている交通の要所である。
北腰越の遠景



観音寺山は近江国守護職佐々木六角氏(信長と戦ったのは六角承禎)の居城であったし、安土山は織田信長が築城したくらいであるから、岐阜市と同じように一時期ここは日本の中心だったわけだ。
安土城址
安土山と北腰越



ここも峠との標高差は20mくらいのものだから、大したことはない。周りに城があって防衛上優れているのが売りであろう。現在では東近江サイクリングコースの「ぐるっときぬがさコース」ができていて、気軽に走り回れる。
峠(安土側) 峠(能登川側)



サイクリングコースは観音寺山の山裾を走っている。東海道本線のトンネル上を通り、信長が許可をしたセミナリオを思わせる安土城考古博物館とかあか抜けた運動場や観音寺城跡などが辿れるのでお薦めだね。
東海道本線 安土城考古博物館 観音寺城跡