霧生関(切塞・きりふさぎ・久兵衛坂) 110m (2006.5.15) 地図

高知県佐川町(さかわちょう)加茂−佐川町甲こう)
高知県佐川町加茂と甲の間にある国道33号線の旧道峠である。

「霧生関」とは変な名前だ。昔は「切塞」と書いて「きりふさぎ」と読んだらしいなんでも佐川には漢学者が多かったため、旧来の通称に風雅な文字をあてたものらしい。また坂全体は久兵衛坂というらしい。

加茂方面から国道を来ると峠の鞍部がペコッとへこんでいる。確かに関所のように封鎖(塞ぐ)するのに最適な地形であるため、こういう命名もありかなと思える。
国道から峠を見る



トンネルを潜り、甲側(「こう」と読む。ちなみに佐川町には乙も丙もある(^^;))から旧道に入る。

旧道に入るとホテルフローラと石鎚神社佐川教会六部堂がある。ホテルは見るからにラブホであるからコメントするまでもない。

石鎚神社は石鎚山をご神体とする神社の支部らしい。こんなところに人が来るのかと思ったら受付に人が座っていたから、ちゃんと成り立っているみたいだ(~_~)
国道から旧道へ入る



ホテルと石鎚神社の前を通り、峠にはすぐ到着する。峠には全農LPガス佐川販売所があった。

しかし、ここって国道のトンネル上部と峠がほぼ同じ高さである。左の写真でいうと黄色の車止め辺り付近から右に振った高さにトンネル開口部のてっぺんがあるのだ(~_~)

名前から地名・地形・トンネルの造り方まで変梃な峠であった。

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