気良峠(けらとうげ)  827m (2008.4.6) 地図  

岐阜県郡上市明宝(めいほう)気良(けら)−奥長尾(おくなご)
岐阜県郡上市明宝気良と奥長尾の間にある峠である。

2週間前に気良峠に登るつもりで奥長尾林道に入り、三ツ石峠を越えてしまった。5万図には気良峠が載っているだけで三ツ石峠の存在など全く頭になかったからだ。

三ツ石峠は服部英雄著「峠の歴史学」や旧明宝村史などで鎌倉街道であることを確認できてホッとしたけれど、気良峠も是非ともゲットしたかったのでリベンジに出かけた。

道の駅「めいほう」に車をデポして気良の谷へ入った。明宝小学校の向こうに雪山が見えた。
明宝小学校手前



小学校を過ぎたあたりに道と反対向きに登る林道があることは三ツ石峠の帰りに気が付いていた。それが三ツ石峠の頂上で交差していたのと同じ二間手水沢上(ふたまてみぞれ)林道であったから、ここから登れば気良峠へ行けるかも?と甘い期待を抱いて地元ピープルに道を聞いてみた。
「まだ工事中で舗装されていない。道がつながっていない」
とのことだった。それでもと少しだけ登ってみたが、すぐにダートになった。そこまで登っただけで暑くなってしまったし、途中で道がなくなったらつまらないので林道を行くのはヤメにして峠下の田口まで行ってみることにした。

二間手水沢上林道の入り口 少し登ったら、ダートになった
林道を行くのはヤメにした



峠の麓、田口まで行くと田口林道起点の古い標柱があった。しかしその先はフェンスに囲まれた道だった。そこで林道入り口付近で道を聞いてみると、
「峠道沿いに林道も作りかけたが予算不足とやらで工事は止まっている。道は使われていないので行くのは難しい。先日宮原からの道(奥長尾林道)を行って、峠で交差する林道(二間手水沢上林道)で気良峠まで乗せて貰った近所のおじさんが下りてきたことがある。」
とのことであった。やはり三ツ石峠からアタックするという最後の手段しか残っていないようだ・・・

田口林道起点 フェンスに囲まれた道



ということで、宮原から三ツ石峠まではサクッと省略して二間手水沢上林道から話を続けよう。

三ツ石峠からダート二間手水沢上林道に入る。始めだけ登りである。日陰にはまだ雪が残っている。

三ツ石峠から二間手水沢上林道へ入る 日陰にはまだ雪が残っている



このマウンドを過ぎると後は下り基調である。行く手には送電線が見える。気良峠付近に送電線が通っているから良い目印だ。所々に二間手水沢上林道の石碑がある。泥をかぶっているのは除雪をしたときにかぶったのだろうか?

二間手水沢上林道の石碑 遠くに送電線が見える
二間手水沢上林道の石碑



ドンドン下っていくと尾根と林道が同じ高さになる地点があった。ここが峠であろう。奥長尾側には峠道らしきものが認められる。、しかし気良側には何も残っていない。林道はそのまま下っていく。ここから先へ行ったとしても通じてなければ登り返しが大きいだけつまらないので、ここから引き返すことにした。

峠か? 奥長尾側は峠道が残っているような・・・
残っているような・・・ 気良側はなんもなし
峠全景



最後にハンディGPSで取ったログを載せておく。


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