川原町屋
更新 2007.2.4長良川河畔のお洒落なスポット・川原町の名前を冠しただけに真打ちとも言うべき存在である。
明治時代に和紙問屋であった町屋を化粧直ししてオープンしたのが2002年の11月。赤い丸ポストと屋根に上がったガラス行灯が人目を引く。しかし、ここはなんのお店?ポストはあっても郵便局ではない。床几は出してあっても将棋は打たない(^^ゞ
そう、こう見えてもこれで喫茶店なのだ。奥の深い店構えと陳列された小物類は、女性のハートをグッとつかんで、いつも繁盛している。
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川原町屋のガラス行灯 | 右隣の和紙問屋・丁子屋さん |
下見編(10月29日)
高校の同窓会兼忘年会、今年は幹事を仰せつかっていた。そこで忘年会の前の0次会で川原町界隈をぶらつくという企画をでっちあげた。その下見と打ち合わせを兼ねて幹事団で川原町へ行った。下見でも本番でも仕上げは川原町屋という段取りだったのだ(^^;)
石段を上がり、黒格子を開けて店内に入る。玄関脇の部屋いっぱいにお人形さんや細々とした小物が置いてある。古い家屋の喫茶店でもあまり見かけない光景だ。ここの本業は岐阜提灯の製造卸なので、このような美術工芸品を扱っているらしい。そのため店内には凝った調度類が多い。
玄関脇の順番待ちスペースにもミニちゃぶ台を置くなどセンスの良さが伺える。2番目のお部屋横のスペースにも小物類が並べられ、女性陣から一斉に歓声が上がる。
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玄関脇の陳列品 | ||
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順番待ちのスペース | 奥から玄関を写す |
真ん中の通路と片側に部屋、片側が小スペースという構造が2つ続き、最後は部屋と厨房になっている。しかし、まだ喫茶店?に辿り着かない???母屋を出ると赤い唐傘の向こうに蔵がある。そのなかがお待ちかねの喫茶店だ。
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中庭 | 奥の蔵へ |
喫茶店の中に入る。今日もお客さんが一杯で「お二階さんご案内〜♪」である。この蔵は貸しギャラリー兼喫茶店になっていて、壁には油絵などが多数かかっている。
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蔵の中(喫茶店入り口) | お二階さんご案内〜♪ |
幹事メンバーそれぞれ好きなものを頼んだ。私を含めスイーツ満載である(^^ゞ いろいろ付いてくるのを見るだけでも楽しい。10月というのに歩いた後だったから冷たいものが美味しかった。
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ワッフルセット | 川原町屋ゼリー |
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アイスレティー | ベリータルト |
本番編(12月2日)
しかし、本番は0次会といえども何人集まるかわからない。そこで1部屋貸し切りできぬか交渉してみたら、母屋の二階でやれることになった。そのため本番では川原町屋の裏から回り込んで行くことにした。
湊町・玉井町・元浜町からなる川原町は土地の使用区分上は長良川の河川敷になっているだけあって、蔵の裏は石積みの高い造りにしてある。川原町屋の蔵のところまで来ると、裏からも入れるようになっている。蔵の外にも蛇の目傘があって、その下でサンテラスのように楽しむラテン系のお客さんがいた。
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蔵の外にも蛇の目傘が・・・ | なんとラテン系のお客さんだ | 裏路地には石積みがしてある |
店内に入り、母屋の二階へ上がる。こちらは旅館にもなっていたらしく、落ち着いた室内になっている。下見のときに入った蔵が窓の外に見える。
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母屋の二階へ | 落ち着いた室内 |
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窓から蔵が見える | 中庭には蛇の目傘が・・・ |
飲食物は喫茶店だから12月になっても大して変わりはない。それでもランチセットとかビールなどもあって、色んなシチュエーションで楽しめるようになっている。
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12月では、さすがにホットだね(^^;) |
飲食し終わった後、2階の探索をしてみた。こちらでは雛人形の展示をしていた。雛人形といえども色んなものがある。女性陣にはまたまた大好評の川原町屋であった。
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雛人形の数々 | |
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オートバイ雛 |
ご参考:川原町屋ホームページ