笠間峠 480m (2002.2.10) コレクションNo.896 地図

三重県名張市坂之下−奈良県宇陀郡室生村上笠間
東大寺二月堂のお水取りに使う松明板は赤目で調達され、ここ笠間峠から一台峠鉢伏峠を経て運ばれたという。

国道165号線から県道都祁名張線に入る。薬師堂の横を通って峠道に取り付くと「松明調達の道、黒田坂」の道標が建つ旧道山道が分岐する。
県道は曲がりくねっていて展望が良いが、峠まで来ると無粋なことに別荘地帯になっている。

「別荘村」という看板のある県道峠からいったん下りて、「高原村」の旧道峠へ行ってみる。
入り口がわかりづらいが、稜線に出て探しているうちに民家の横にある「笠間峠」の石碑を発見した。

旧峠は石碑から15mばかり上がった別の民家の真ん前にあった。今では松明を通すには狭苦しいほどの幅しかない頂上部であった。