上日川峠かみひかわとうげ 1585m (2011.10.28) 地図  2.5万図

山梨県甲州市大和町初鹿野(はじかの)−甲州市塩山(えんざん)上萩原裂石(さけいし)
山梨県甲州市大和町初鹿野と甲州市塩山上萩原裂石の間にある県道201号・大菩薩初鹿野線の峠である。

国道20号線から下ってきて県道201号に入る。
国道20号線から県道201号線に入る


県道201号は大菩薩初鹿野線というだけあって、国道20号線も通る初鹿野から大菩薩峠方面へのアクセス路である。その大部分が日川の谷を遡るルートである。入り始めの辺りに「武田勝頼公廟所、曹洞宗、啓徳院」というのがあった。なになに?と思い、調べてみると、川上には天目山栖雲寺があった天目山といえば武田勝頼が自刃した所である。

鋭角に県道に入る 日川の谷を遡る
武田勝頼公廟所、曹洞宗、啓徳院



ということで、まずは天目山を目指して登っていく。日川渓谷レジャーセンターの横を通る。そこから天目山へはヘアピンカーブで高度を上げる。ヘアピンカーブの中心に石仏があった。これはとても珍しい。そして天目トンネル。

天目山を目指して登る 日川渓谷レジャーセンター
ヘアピンカーブの中心に石仏 天目トンネル



トンネルを抜けると、やまと天目山温泉。温泉や食事処があった。先にある標識には「左が天目・嵯峨塩、右が焼山・湯の沢峠」。文句なしに左へ行く。

やまと天目山温泉 左が天目・嵯峨塩、右が焼山・湯の沢峠



登っていくと山荘のような洋館があった。その先の看板には「天目山・栖雲寺」。そうか、ここが武田氏滅亡の地か!

天目山・栖雲寺



道は1車線になり、険しさを増していく。奥日川渓谷のバス停は東屋、大菩薩峠へアプローチするバスは1日5本だった。

奥日川渓谷のバス停



そして、やっと嵯峨塩鉱泉・嵯峨塩館に到着。山里にしては純和風の立派な建物である。さらに紅葉の峠道を登ると、ペンションすずらん昆虫館が現れた。こちらはアルペンっぽい洋館である。

嵯峨塩鉱泉・嵯峨塩館
ペンションすずらん昆虫館



上日川ダムがあるはずだが、峠道からはきちんと見えなかった(--;)。急な登りを淡々とこなす。

急な登りを淡々とこなす



そしてようやく峠に到着。
上日川峠は大菩薩峠などへのベースキャンプらしく、駐車場もそこそこに広く、ロッヂもあって登山者で賑わっていた。ここは西に向かってストンと落ち込んでいるため甲府盆地や南アルプスの山々がよく見えた。改めてカシバードで確認してみると、日本第2の高峰・北岳も見えている。

上日川峠のトイレ 上日川峠、ロッヂ長兵衛
上日川峠バス停
カシバード画像との比較、北岳も見えてる
甲府盆地や南アルプスの山々



峠から下る。西方の景色から見ても裂石側は険しく、ヘアピン度も半端ではない。

裂石側のヘアピン度は半端じゃない。



ようやく傾斜がゆるくなったと思ったら、裂石、国道411号線との合流点である。

麓近く

雲峰寺
裂石の国道合流点



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