加太越(かぶとごえ) 308m(2001.11.4)コレクションNo.804 地図

三重県阿山郡伊賀町柘植−鈴鹿郡関町加太
東海道の関宿から分岐した伊賀街道(大和街道)が越える柘植との間の峠である。また鈴鹿川水系加太川と木津川水系柘植川の分水嶺になっている。また加太といえば関西本線の急勾配区間で古くはSL撮影のメッカであった。

国道25号線の旧道を加太から辿る。峠道の中腹に採石場があるため舗装路がダンプの蹂躙によってほとんどダート状態になっている。ダンプの影響がなくなったあたりに町境表示がある。そう、ここは峠が境界線ではない。
さらに登ったところにある峠の集落は伊賀町一ツ家。その先に峠がある。だから峠といっても何も表示がなく寂しいのだ。

下って関西本線の狭いガードをくぐると潅漑用の池、そして名阪国道が見え柘植の町も近い。
柘植の町は宿場の雰囲気が少し残っていて加太越えの標識などが町に立ててある。