十部一峠 (じゅうぶいちとうげ) 877m (2009.9.19) 地図  

山形県寒河江市(さがえ)幸生さちう−大蔵村南山
山形県寒河江市幸生と大蔵村南山・肘折温泉との間にある国道458号線の峠である。

道程が長いのと、狭くて通行止め期間が長く(冬期閉鎖、11月〜5月)、国道なのに未舗装区間があったり、それなのに道程が長いという、かなりマニアックそうな峠道である。

ぼやき日誌「大渋滞レポ」のとおりシルバーウィークの大渋滞のなか福島西ICと板谷峠経由で山形入り、山形県内も裏街道を辿って、寒河江市宮内で国道458号線に入った。

国道112号線から国道458号線に入った



電光掲示板に「柳ノ沢から先6t車通行止め」と出ている。また道路情報看板にも柳ノ沢・肘折間は道路狭小と書いてある。そして2車線道は1車線道になった。

積んである鉄管脇を進む(12:22) 柳ノ沢・肘折間、道路狭小
2車線道が1車線道に



そして、幸生地区で1車線道もさらに道幅が狭まった。おまけに砂利道区間の文言まで加わる。ここから6t車通行不能になるようである。狭い道を登っていく。ところどころ砂利道も現れる。

さらに道幅が狭まった。6t車通行不能 踏切のようなゲート(12:41)
砂利道も現れる



路肩斜面の工事をしていた。11月〜5月と1年の半分が冬期閉鎖であるため、開通期間中に工事をしてしまわなくてはならないので大変である。登っていくと遠くの山や、ブナ林が現れる。しかし、長い。

路肩斜面の工事
ブナ林



決して劇坂ではないのだが、とにかく距離が長い。いいかげんイヤになった頃、峠に到着。分岐した国道112号線から20kmもあるのだから、致し方ない。峠は尾根を斜めに越しているような場所である。それゆえ峠らしさは感じられない。峠の看板の後ろに「山神」さんの石碑があった。

峠に到着 大蔵村側
山神さんの石碑
寒河江市側



峠から永松林道が下っていっていた。専用林道とは書かれているけれど、けっこう良さそうな道に見えた。

永松林道



峠から大蔵村側へ下りだすと、さらに砂利道が多くなる。荒れてはいないし、劇坂でもないけれど、国道なのにダートが残っているのはやはり冬季閉鎖が長いからであろうか?

大蔵村側は砂利道が多くなる



峠コレクションへ | 大師峠へ