浄蓮寺峠(じょうれんじとうげ) 1020m (2003.11.15、2005.5.04) 地図

岐阜県白川町坂ノ東小川−七宗町神淵(かぶち)
白川町坂ノ東から七宗町神淵へと越える峠である。名古屋のカトーサイクルさんに面白かったと教えて貰った頃から行きたかった峠のひとつだった。

2003年11月に撤退したことがあり、昨年12月にいまきさんち達が反対側からアタックして成功したのに気を良くしてリベンジすることにした。

彼らと同じコースをとるべく下呂市金山町菅田(すがた)に車をデポし、水晶山の鞍部にある室洞峠を越し、一度峠の南側に回り込んで浄蓮寺峠をアタックし、氏子峠を越えて元に戻る周回コースをとった。

室洞峠から下るとゲートのある林道分岐点が現れる。「国有林のため立ち入り禁止」表示があるが、自己責任で進む。谷沿いに10%勾配くらいの道が続く。
七宗林道ゲート(9:24)



しばらく登り、ジョウレンジ林道との分岐点を左へ入る。いまきさんちのレポートを参考にして林道を辿る。確かにどこから古い峠道に上がったらよいかわからない。送電線が何度目かに近づき、道が谷間らしいカーブになっている辺りにそれらしきトレールがあった。木を見ると赤いテープもあるある(^^;) しかし、えらい劇坂やなあ。登ってしまうと、良く踏みしめられた道が峠方向に伸びていた。
ジョウレンジ林道との分岐(9:45) わかりにくい入り口(9:58) 上から(10:00)



峠路はよく踏みしめられ、何の不安もなく進むことができた。峠路から下を見ると、林道がけっこう眺められ、他にも入れそうなルートがありそうにも思えた。もっとも探索してもすぐ結果が出るほど安直ではなかったので、本題の峠に急ぐことにした(^^;) そして大して担ぐこともなく峠に到達できた。
古い峠路(10:07) 峠(10:22)

峠には2体のお地蔵さん。1体は首から上が無くなっている。お地蔵さんに挨拶し、昼食をとらせてもらう。腹ごしらえも済んで下る前に、わざわざ持ってきた三脚を立てて記念撮影。だって2年越しのリベンジだもん。
2体のお地蔵さん(10:24) やったぜベイピー(10:45)



しかし、不安なのは小川側への下り。先回の倒木は半端じゃない。始めのうちは乗れたよ。あの倒木は何だったの?というくらい・・・でも出た!!!大規模倒木箇所が。20mほどきっちり道が覆われている。しかも傾斜は急! さあ、どうやって越えよう?試しに自分だけで渡ってみた。アレレ!案外行けるじゃない。で、今度は自転車を担いで何とかクリアできた。

次に現れたのはその15分後。今度は傾斜はないが、ルートが谷へ陥没している。それに倒木が絡まり合って変梃な具合になっている。倒木の上を足場を確保しながら慎重に移動して何とかクリアした。
大規模倒木箇所(11:00) 谷陥没(11:15)


陥没箇所をクリアしたと思ったら、今度は倒木手前の踊り場。倒木は下を這わねば進めない。仕方ないので、まずデイバッグを倒木の向こうへ押しやる。次に自分が這い進む。最後に後ろ向きで自転車を引きずり倒木から脱出(--;)
倒木の下を這い進む(11:16)



ここらがハイライトだったな。そのあと倒木越えや潜りもあったけれど、順調にこなし、見覚えのある倒木地帯に来て、見通しがついた。思い出すと、倒木潜りの場所までは先回も空身で行っている。あまりの酷さと夕刻近くだったので撤退したのだった。今回倒木が厳しくないようにも思えたが写真で見る限りはそんなに変わっていない。情報を仕入れてるのと下り局面であることの違いであろうか?
見覚えのある倒木(11:28) 先回の写真



見覚えのある所からは順調に乗りながら下る。途中の馬頭観音さんを写し、小川林道との合流点まで降りてきた。
馬頭観音さん(11:39)



2年越しのリベンジなので、ここで歓喜の\(^O^)/写真を撮る。麓の小川集落まで小川林道を快適に下る。
歓喜の\(^O^)/写真(11:45) 小川林道(11:47)



小川の集落まで来ると、氏子峠との分岐点に薬師堂が建っている。

浄蓮寺峠の浄蓮寺とは寺の名称だが、現在はこの寺はなくなったらしい。白川町坂ノ東小川にあったようである。
薬師堂(11:50)


氏子峠へ