出雲の旅3   地図   (2003.5.17〜24)      更新 2003.5.27


コース
境港−島根半島−大山−亀嵩二本松峠−帝釈峡−赤名峠−たたら製鉄−月山富田城
 
朝日がきれいだと1日(21日)気持ちがよい。木次線の線路と朝日と(山霧と)のコラボレーションは一種の芸術だった。


中国自動車道のIC東城まで来る。もう広島県である。この東城町から岡山県の哲西町との国境に二本松峠がある。しかし峠があるとは地図にも載ってない。何げに車で移動していたら、ガソリンスタンドの垂れ幕に若山牧水の歌碑があると出ている。しかもその歌たるや

 「幾山河 こえさりゆかば さびしさの はてなむ国ぞ けふも旅ゆく」

私ゃ牧水の歌ではこれが一番好きやった。だって旅枕の歌だもん。
あわてて車を返し、備後・備中の国境へ戻った。
           国道182号線からの入り口


自転車で二本松峠まで行くと、関所のような門がある。解説によると・・・

早稲田の学生であった牧水が備中新見から備後の東城へ行く途中、行き暮れて、二本松峠の茶屋「熊谷屋」で一夜を過ごし、有本芳水宛に送った葉書に「幾山河・・・」ともう一首記してあったという。
                国境の門               熊谷屋(復元)


公園内にはこの歌と牧水の妻、貴志子氏と長男旅人氏による歌碑が建てられ、親子3人の歌碑が並んでいる。昨年9月群馬県の暮坂峠で歌碑を見て以来だ。さすが漂泊の歌人、1年も経たないウチに眼前に足跡を現すとは素晴らしい(^^;)


              明日へ続く
            「幾山河・・・」の歌碑




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