石榑峠(いしぐれ) 690m (2001.6.16) 地図

三重県員弁郡大安町石榑南−滋賀県神崎郡永源寺町杠葉尾 (ゆずりお)
国道421号線なのに2m幅の車しか通れないとして有名な酷道峠である。

天気予報は晴れで下界も晴れなのに、鈴鹿山脈にはガスがかかり、梅雨時にしては大いに寒い。紅葉で有名な永源寺からアクセスした。永源寺ダム湖周辺最後の集落、杠葉尾 (ゆずりお)のキャンプ場を過ぎると道は狭くなる。しかしこの辺はまだ1.5車線の中傾斜である。湧き水「京の名水」を過ぎ、八風谷から古語禄谷へ尾根を越すと、まもなく峠へ到着する。ここまでは普通の道だ。
峠にはNTTの中継施設と竜ヶ岳・釈迦ヶ岳への登山者の車が何台も置いてある。そしてその向こうに例のコンクリートの固まりが・・・三重県側の道が狭いために2m幅の車以外通行禁止のゲート代わりなのである。
10%程度の勾配+ざらざらコンクリート道+鉄枠の排水溝ふたという乗鞍のミニ版みたいな道だ。案の定ローディがちょこちょこ登ってくる。そしてこのゲート代わりの巨大なコンクリートブロックは、劇坂の最後にも設置してあった。四日市方面の眺望が開けているので景色を楽しみたいのだが、そうは問屋が卸さないという峠道であった。