入山峠 1030m (2007.10.14) 地図

長野県軽井沢町長倉扇沢−群馬県安中市松井田町入山
長野県軽井沢町長倉扇沢と群馬県安中市松井田町入山の間にある国道18号・碓氷バイパスの峠である。峠の頂上に古い祭祀遺跡が存在することから最も古い碓氷越えの峠と考えられ、古代の東山道はここを通っていたともいう。

バイパスの峠は危なすぎるので、車で画像ゲットした後、旧峠に行ってみた。
バイパスの峠



碓氷バイパスのガード下付近から2本の道が旧道峠に向かって登っていく。どちらの道も後で合流するので大丈夫だ。

碓氷バイパスのガード下付近から どちらを行っても峠へ行ける



別荘地?を抜けた2つの道が合流(交差)する地点に通行止表示があって、先がダートになっていた。登っていくと、ゴルフ場のクリークとでも表現できそうな、あるがままの姿?をした川があった。ここで車が私を追い抜いていった。通行止めにしてあったのに入ってくるなんて「あんた何様?」ちょっと不愉快だ。業者か何かだろうか?

バイパスの横に出たところからバイパスと並んで登りだす。これまでの緩傾斜ではなく、ここから急坂になった。

合流地点。通行止の先はダート クリーク?
旧道はバイパスの横に出た 傾斜を増して登る



それもそのはず、その先には陸橋があってバイパスをクロスオーバーするために急激に登っているのだ。

陸橋でバイパスをクロスオーバー



陸橋を過ぎて登っていくと、バイパス峠の横近くに到達した。さっき抜いていった車が止まっている。浜ナンバーで、地元車でもない(--メ)。先に峠関係の立て札があったので車の横を通った。「危ないですよ」止まっている車から声がした。大きなお世話である。それより「あんた何様?」である。通行止めの道をムリヤリ入ってきたくせに車の中で何してたんだよぉ?

「あんた何様?」 バイパス峠の横



ここに「入山峠の祭司遺跡」に関する立て札があった。恵那山の神坂峠でも同じような遺跡が発見されているから、入山峠が東山道であった確率は高いのであろう。

立て札の横から下っていく道があった。周りより少し凹んだ地形で石畳もある。しかし、その先は道の態は成しているものの、石ゴロゴロでかなり廃である。その手のサイトでも廃道に近いとか登山のようなということなので道の探索はここまでにした。

「あんた何様?」 バイパス峠の横
石畳がある その先はかなり廃



その石畳横に墓石のようなものが転がっていた。小高いところには台座だけが残っていた。その手のサイトによると、これは馬頭観世音で文化15年(1818)7月10日の日付であるという。それにしても、この現状はなんとも悲惨だ。私ひとりではビクともしなかった(ー_ー)ザンネン。

石畳横に墓石のようなものが・・・ 小高いところには台座が

和美峠へ