奥が城跡	毛利元就像

広島県吉田町山部から印内へ越える峠である。吉田町は毛利元就の居城、郡山城があったことで有名である。印内峠はその郡山城の西麓を北へ登っていく道筋にある。

	・	ＮＨＫの大河ドラマで紹介されたように、早朝の吉田は山霧に包まれていた。吉田町を潤した後、日本海まで蕩々とした流れを刻む江の川が、この霧を作っているのだろうか？ お城の西麓、山部付近は２車線道で道は緩やかに登っていくが、集落を過ぎてすぐに１車線に変わる。小さな祠の前を通り、分岐点を右へと辿る。
分岐点

	・	分岐からしばらく登ると峠に到着する。町の境でも何でもないので峠には何もない。峠から少し下りた印内の集落も谷の中程というよりも上流部にあるので、中途半端な感じである。そのまま下ると高宮町へ入り、江の川の支流、本村川の谷へ下り着いた。
峠