今須峠(いますとうげ)  175m (1971.5.3、1999.12.26) 地図 2.5万図

岐阜県不破郡関ヶ原町山中−関ヶ原町今須門前
東山道・中山道の峠で、関ヶ原と今須の間にある。

関ヶ原町山中の集落には源義経の母、常磐御前と乳母千種の墓や壬申の乱における激戦地、黒血川などがあり、歴史上の逸話には事欠かない。
関ヶ原側の旧道入り口


峠には「是より不破郡山中地内」と書いた石碑が旧道から3mほど高みに現存しており、道路改修の際に掘り下げたものと思われる。
写真の左上に石碑がある


石碑と反対側には草原になっている広場があり「山水」という峠の茶屋跡であるらしい。

近江と美濃の国境は、今須の宿内にある細い溝だった。この溝を挟んで両国の番所や旅籠があり、壁越しに「寝ながら他国の人と話し合えた」ため、「寝物語の里」の名が生まれたといわれている。
今須側の旧道入り口



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