飯森峠 188m (2010.10.26) 地図

宮城県気仙沼市白石-陸前高田市飯森
宮城県気仙沼市白石岩手県陸前高田市飯森の間にある県道34号・気仙沼陸前高田線の峠である。

気仙沼市内から県道34号線で北へ向う。国道45号線のガードを潜った。
国道45号線のガードを潜る



基本的に鹿折川(ししおりがわ)の谷を遡って行く道程でJR大船渡線沿いを走る。この道筋、傾斜はあまりないが、けっこう長い。

鹿折川沿いを行く



山間に入っていくと大船渡線の鉄橋下を潜るところが出てくる。麓の集落・白石辺りになるとさすがに勾配も急になってきた。踏切を過ぎると大船渡線は間もなくトンネルに入り、峠道も本格的な登りになる。

大船渡線の鉄橋下を潜る 白石辺りはさすがに勾配も急
大船渡線の踏切



峠道の登りは急傾斜というほどではないが、それまでがダラダラで長かった分きつい。

峠道の登り



峠付近は2車線になっていた。峠は宮城県と岩手県の県境になっていて宮城県の気仙沼の看板が青地に「船とカモメ」といういい図柄だった。

(岩手県側) (宮城県側)



峠付近は無味乾燥な2車線ではあるが、じつは宮城県側の旧道のように見えるところにお地蔵さんの祠があった。なかなか古そうで立派なものなのだが、ほこらの横にも石仏と石碑があった。その石碑には「地蔵尊改刻碑」と彫ってあった。内容は漢文だらけなので読んでいる時間がなかった。他のサイトによると
『天保4年(1833)、この地で病人が行き倒れて亡くなったので建立された地蔵尊と、大正3年の道路改修で地蔵尊が改刻された事を語る碑である』
とのことである。

峠のお地蔵さん
飯森峠の地蔵尊
「地蔵尊改刻碑」



峠から下る。少し下ると、トンネルから出た大船渡線が下に見えてくる。なかなか格好いい。そして梅木橋で矢作川を渡ると国道343号線と合流する。

峠から下る トンネルから出た大船渡線が下に見えてくる



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