北海道キャラバン 99.9.2更新

99年8月21日(土)〜8月29日(日)   

                   

今年を逃すと子供達の受験がない年は4年後になるため、皆で夏休みに北海道へ行こうという計画は
3月から立てていた。休暇の関係からフェリーの予約も6月には完了していたが、長男が塾の夏期講習で
北海道上陸後直ぐ帰るという異常事態になったため気分が乗らず、道内のキャラバン予定は直前まで
立たなかった(--;) しかしFCAMPの「北海道情報交換室」で情報を仕入れ、学生の頃1ヶ月自転車で
放浪して行けなかったところを含めて北海道西半分をターゲットとした。

8月21日(土)

夜勤明けのため眠い目をこすり、朝から北海道行きの準備をする。
敦賀のフェリーターミナルには21時には来て欲しいとのことなので18時に岐阜市の自宅を出発。
道中順調に走って到着は予想通り20時。時間が余りすぎるのでコンビニで子供の欲しいモノを買い出し。
フェリーには2等船室を予定していたが聞いてみると寝台の方が快適そう?なので往復とも2等寝台に変更。
家族とは別にキャンピングカーをフェリーに乗せるため待機していたら最後に乗せることになってしまう。
しかも船倉には大型トレーラーがびっしり運び込まれているのでバックで入れという(@_@)
出るときには一番早いからいいかと思いながらCCDカメラを眺めながらの入庫となった。
よって23:30の出港予定時刻を30分近く廻ってからの出港となった(^^ゞ

8月22日(日)

フェリーは「すいせん」17千トンクラスでさほど揺れもなく快適なもの。
2等寝台の2段ベッドに個室のようと子供は喜んでいるし、睡眠不足もなく目が覚めた。
船内にはお風呂・ジャグジー・売店・レストラン・ビデオシアター・ゲームコーナーもあって
行きは退屈しなかった。
小樽入港は定刻より30分早く到着。早速小樽運河付近の寿司屋さんに入って夕食。
そこの駐車場が空いているのをいいことにキャンピングカーを置いて運河見物をする。しかしそういうズルをするものだから今度はP泊場所に困ることになった。何と言ってもAC誌に載っていた観光駐車場に入れていたらそのままお泊まりできたことに気が付かなかったのだから、調査不足である。走り回ったあげくに色内公園のトイレ脇で緊急P泊。翌朝清掃の方にはしっかり叱られた(--;)


8月23日(月)

午前中は小樽見物をしたい女性陣と人混みが嫌いな男性陣は別行動。
男性陣は積丹半島を一周して小樽へ戻る計画。
神威岬では息子がキタキツネが出たと騒いだが私は見てなかった(--;)
長い遊歩道の末に辿り着いた岬は絶景!
おまけにここの海の色は凄い。珊瑚礁の海のような透明度である。その後名物のローソク岩や岩盤崩落事故の古平トンネルを越えて小樽へ戻り、女性陣と合流。昼食は女房と母が寿司。私と子供達は運河沿いの倉庫内で焼き肉食べ放題に挑戦した。ここで塾の夏期講習で岐阜へ帰る長男と小樽だけ見たいといってついてきた母を小樽駅へ送り、残った4名の北海道キャラバンが始まった。
留萌へ向けて走り出すと燃料が少ない。小樽で入れておけばホクレン73円(これでも十分高い)で済んだのに田舎でやっと見つけたGSは軽油78円。道内は高い(@_@)一番安かったのは長万部付近で軒並み64円だったが、これは例外で、概ね70円台が相場のよう。石狩川は北部の大雨で濁っている。海岸線に限らず北海道の道は広くて真っ直ぐ。すぐ70・80kmになってしまう。更にそれを追い越す車は100km近く出しているのでは?お風呂は増毛ホテルで立ち寄り湯、500円也。絶好の夕日ポイントだったのに次女がいつまでも風呂に入っていて見逃してしまったのが残念だった(--;)留萌のP泊場所候補は三ヶ所あったが一番静かな瀬棚浜に落ち着く。夕食は走り回ったあげくラーメン屋さんに落ち着いた。


8月24日(火)

本日はNHKの朝の連ドラ「すずらん」のロケ地、恵比島駅へ行く。
元からあったプレハブのような駅舎を撤去して木造の駅舎を移築?
したようで「明日萌駅」や「中村旅館」「常磐家」の建物や
「すずらん」グッズの数々があり、女性陣は大喜びだった。
昼食は天塩の蕎麦屋さん。
ここからは国道をはずれ、やはり日本海沿いの通称「オロロンライン」を
稚内まで走る。原野と日本海、そしてだんだん大きくなる利尻島の姿は
正に北海道であった。
稚内から一度最北端宗谷岬へ。
ここらはさすがに自転車ツーリストのメッカだけあって多くのサイクリスト
と行き会う。私も24年前に来てるもんね。
しかしMTBの人が断然多いのでチャリダーと自称するのも
仕方ないのかもしれない(--;)
岬には当時なかった間宮林蔵の銅像があったり、
マイナス13度Cの流氷博物館とか
海越しにサハリンの姿も望見されて最果てのイメージが高かった。
稚内では「たこしゃぶ」などを食し、稚内温泉「童夢」600円へ。ここで昨日見逃した日本海に沈む夕日を体験。露天風呂から眺めるのも最高!今日のP泊はノシャップ岬。風が強く外は15度Cくらいで寒かった。


8月25日(水)

今日は昼に旭川のラーメン村で食べるという強行軍のため5時起床、6時半行動開始。
それでも稚内台地の氷雪の門など見てから出発。そういや日本海べりでは風力発電機が多く
ここでもブンブンと回っていた。美深の道の駅では機械洗浄のため羊乳ソフトを食い損なうが
羊乳アイスの味から類推すると私の口には合わなさそうである。
旭川のラーメン村では定評のある山頭火などはやはり行列。
で、娘ッ子はサッサッと空いている店に入ってラーメンを食す。トロチャーシュとみそ味が旨かった。
美瑛では観光マップをゲットしケン&メリーの木、マイルドセブンの丘などを見物。
写真は腕と機材がないので早々に諦めてプロの技を買ってきた(^^ゞ
富良野まで行くと「北の国から」博物館が明日までというので見学。
春ちゃん寿司や駐車場がうまく見つからないので結局焼き肉の「フラノーブル」まで戻って
食べ放題で夕食。汚くて高い「フラヌイ」温泉へ。600円也。
P泊場所も苦労する。正直に千望峠へ行けば良いものを峠の文字にビビってあちこちフラフラノしたあげく
中富良野駅へ駐車してしまう。翌朝出がけに案の定嫌味を言われた。


8月26日(木)

まずはメロンをゲットするべく島田農場へ。
ここは親切だしメロンもスイカも美味しくてファンになっちゃうね。
そのまま峠越えして映画「鉄道員」(ぽっぽや)のロケ地、幾寅駅へ。
駅の横には立派な展示館があり、デモビデオもあって映画内容がわかってない
私にも理解できた。売店では「健さんも好きな芋だんご」を売っており、
これまた癖になりそうな味であった。
これに味をしめた女どもが次は予定してなかった麓郷の里へ行けという。
ドラマ「北の国から」のロケ地だし富良野ジャムの工場もあるからというので
行ってみると石の家や丸太小屋などちゃんと存在していて長女が興奮していた。
富良野へ戻りワイン工場で試飲し、そのままレストランで豪華ステーキランチを食ベた。
午後は滝川へ出て道央道で一路支笏湖へ。
国道トンネル脇のから水際へ下りてみた。原始林に覆われた湖面は
神秘的であった。しかし支笏湖も研究してなくオコタンペ湖まで行って
一周道路が不通なのに気づき右往左往して結局夜道を洞爺湖まで行ってしまった。
時間的にお風呂にはあぶれ、食事はコンビニ弁当と最悪で
あったが洞爺湖のロングラン花火には間に合ったのが救いかな?



8月27日(金)

洞爺湖畔にP泊して目覚めると彫刻が展示してある。
みな湖をバックにしているせいか風景に溶け込んでいる。
美ヶ原の彫刻の森?は最悪だけに展示の仕方でこうも変わるのかと
不思議だった。
今日は昭和新山の横を通って函館まで、伊達紋別から長万部まではまた道央道。しかし5号線に出てからは結構な交通量。特に函館近くは随分混んでいる。五稜郭は駐車場がわからなかったので先に函館山へ行く。さすがに何時行っても絶景である。皆大喜びで風景を見てお土産を買いこんでいた。
山から見えた教会脇をかすめて自由市場で毛ガニをゲット。再度五稜郭へ行ってみると17時までの臨時駐車場が見つかったので速攻で五稜郭タワーへ登った。

今回の旅行の目玉のひとつ大沼へは夕刻到着。
昼間は雲に隠れていた駒ヶ岳も見えて最高。
湖畔を廻ってP泊場所を探すウチに撮影ポイント発見。
夕日撮影には絶好の場所だった。
ふと足下を見ると軽石がある。試しに湖に投げると浮いてくるが、
中には沈むものも・・・
というわけで一家で運試しタイムが行われてしまった(^^ゞ 
またキタキツネも目撃。
今日のお風呂はあらかじめ電話で聞いて置いた簡保の湯。
360円で随分楽しめた。
食事は国道端のレストラン、いい味出してる。
P泊はトイレがあって函館本線と駒ヶ岳が臨める大沼端という最高のロケーション。夜は毛ガニとメロンで盛り上がったが真っ暗だったのでちと恐かったね。


8月28日(土)

最終日は大沼端の散策をしてから出発。5号線をひた走る。
道の駅ニセコビュープラザは野菜が安い。またメロンを買ってしまう。
道の駅を出たところで羊蹄山の雲が晴れてきたので写真撮影。
まだ時間があるので長男と行った積丹半島経由で小樽へ向かう。
神威岬ではウニ丼を食すがあまり感激無し。やはり名物に旨いモノ無しというのは本当か?
小樽では今度こそ観光駐車場に入れて心おきなくショッピング。さすがにいいものがある。
「北のアイスクリームやさん」最高に面白い。
フェリーには4台のでんでん虫が乗り合わせて敦賀へ向けて出港した。


8月29日(日)

帰りもつつがない航海で敦賀へ到着し、暑い暑い岐阜へ帰ってきた。

FCAMPの北海道情報交換室でかなり情報を仕入れたものの計画が行き当たりばったりだったのと
地図上での摺り合わせがええ加減だったので現地でバタバタしたのが反省点である。
次は何時になるやらわからないが蟹の宝庫、道東へ行きたいものである。

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