法華津峠(ほけつとうげ、ほけづ) 436m (2017.11.17) 地図 2.5万図

愛媛県西予市宇和町皆田(うわちょうかいだ)-宇和島市吉田町法花津(よしだちょうほけづ
愛媛県西予市宇和町皆田と宇和島市吉田町法花津の間にある峠。国道56号線やJR予讃線など多くのトンネルの上にある絶景峠。

また長らく馬術でオリンピックに出場していた法華津選手と同じ名前の峠である。東京出身だというがルーツを辿ればファミリーヒストリーになりそうである。

西予市宇和町の伊賀上(いがじょう)で県道45号線から峠道に入る。
県道45号線から峠道(左)へ


峠道は1車線。11月の朝7時台だったせいか、辺りは霧が出ていた。展望が売りの峠なのに真っ白では洒落にならない。まあ、行ってみてのお楽しみだ。

霧が出ていた
 
 まだ霧っぽい  


峠には割とすぐに着いた。錆が浮いて穴が開いた峠の看板が立っていた。北から山道が合流していた。たぶんこちらが旧道だろう。

峠の看板
 
旧道?  
 
三差路になっている法花津側(宇和島市)   


法花津側にある三差路にも峠の看板が立ててあり、ここから野福峠に向かう林道が分岐している。それより気がかりなのは300m先にある展望台。そこで霧が出ていたらアウトである。

 野福峠への道標 林道の看板


峠から法花津側へ下りていく。法華津峠の石碑の下に展望台へ行く分岐点がある。

左は麓、展望台は右 法華津峠の石碑 


展望台に上がっていくと木造の峠の看板と展望台が現れた。展望台は老朽化のせいか立入禁止にしてあった。もっともこの展望台より先にある歌碑の所がパノラミックで素晴らしい。良かった。霧が薄れて視界は開けていた。歌碑の先は切り立った崖になっていて法花津湾から宇和海が眼前に広がっている。標高差400mの大展望である。

法華津峠展望台
法花津湾から宇和海の大展望  
 
山路越えての歌碑   


崖っぷちに立てられた歌碑であるが、展望台下にその解説を兼ねた石碑があった。有名な人ではないので詳しくは写真を見ていただければと思うが、世界的に有名な讃美歌といわれてもわからない。また歌詞を見てもわからない。

やまぢこえての歌碑
 
 
裏面   


そこでYou Tubeで検索してみた。讃美歌404番だと・・・聴いてみるとパイプオルガンの伴奏から混声合唱のハモリもあって荘厳な讃美歌である。でもやはり初耳。これは母の大好物だと思い直し、電話して聴いてもらった。母は知っていたかどうかわからなかったが
「聞かせてくれてありがとう」
感謝された。そりゃそうだ。合唱好きだしクリスチャンだもの。


展望台から下る。峠道は山襞を忠実にトレースしながら法花津湾に平行に降りていく。所々で法花津湾や下の町が見える。

法花津湾や下の町の眺め ヘアピン
 


ドンドン下っていくと、ミカン畑が広がってきた。ヘアピン部の谷間には水源と思われる水槽があった。国道56号線のトンネルも見えてきた。

 ミカン畑と国道のトンネル


そのうち国道56号線との合流点が近づいてきた。合流点にも法華津峠の大きな看板が出てるのでわかりやすい。

ミカン畑のモノレール 国道との合流点
 



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