一言坂(ひとことざか) 17m (2023.10.18) 地図 2.5万図

静岡県磐田市一言
静岡県磐田市一言にある県道413号線付近の峠。

元亀3年(1572年)本願寺や越前朝倉氏、比叡山延暦寺など反信長(信長包囲網)の動きに同調した武田信玄は織田・徳川領への侵攻を開始。三河・遠江の諸城を次々と落としていった。対する家康は武田軍に対峙。先行した本田忠勝、内藤信成の偵察隊が武田軍と遭遇。偵察隊はすぐに退却、家康本隊も退却したが武田軍が追撃、本田・内藤隊は本隊の殿となって、一言坂下で武田軍と戦闘になった。徳川軍は無事浜松城に撤退できたが、二俣城は包囲・陥落してしまう。そののち浜松城籠城から三方ヶ原の戦いへと進んでいくことになる(ウィキ『一言坂の戦い』)。

そんな事があった一言坂。
まずは場所がわからなかったけれど、ネット検索して特定できた。県道413号線付近を探す。左の写真で送電線が通っているところ丘が『一言坂』である。
送電線直下付近が一言坂  


右側にある土手が県道413号線。ゆるい坂を登り、県道との合流点まで行くと・・・

一言坂を登る 登った先には・・・


県道との合流点に『一言坂の戦跡』の石碑があった。石碑の前には案内看板があった。看板によると北側にある道が本来の『一言坂』で、浜名湖北辺を通る『姫街道』であったという。

『一言坂の戦跡』の石碑 スーパー地形で確認
展望台と案内看板  
案内看板


本来の『一言坂』は登ってきた坂道をそのまま行った先だった。途中に『一言坂戦跡』の案内看板があり、詳しい解説などが載っていて、読み物としても楽しめる。

本来の『一言坂』付近
 『一言坂戦跡』の看板 一般民家の道路になってる『姫街道』 
   
『一言坂戦跡』 の案内看板


一般民家の道路になってる『姫街道』をそのまま進む。少し登ったところが事実上のサミット。 20m程度の丘だし、いい住宅地としか言いようがないけどね。

一般民家の道路になってる『姫街道』 道の天辺
事実上のサミット  来し方を振り返る



 | 峠コレクションへ |