・	上田さんのサイト「山みち峠みち平みち」に初出「大明神峠（仮称）」として載せられた峠である。地図上にも峠名の記載がないため、私はターゲットにしてなかったが、上田さんは越道峠から大多尾峠へのショーカットとして越えられたのだった。 ここは東白川町内の大明神と下親田を結んでいるので、大明神峠（仮称）でも変ではない。しかし地元の人に聞いて名付けたものかどうかは不明であった。 そこで現地調査に行ってみた。上田さんの辿ったとおりに走る。峠まで登って、写真を撮ろうとすると、水道施設を発見した。壁に「東白川簡易水道、小峠配水池」なるプレートがはめ込んであった。

	・	「何でここが小峠なの？」小峠という名前は大峠と対のはず・・・ちょっと考えたらすぐわかった。お隣に「大多尾峠」があるじゃない。大多尾（大撓む→大峠）そのまんまや。 ついでに峠直下にある田口二士夫さん宅にお邪魔して確認してみた。「あそこは小峠といいます。この辺りは小字地名では小峠というのです。」田口さんはお茶を薦めながらきちっと教えてくれた。大明神峠には「なるほど」と笑っておられた。 おかげさまで私もひとつ峠をゲットできたし、地名についてもいい勉強をさせてもらったと思っている。上田さんにもメールして「小峠」に直していただいたことは言うまでもない。
小峠（奥に簡易水道施設）