八丁峠(林道峠) 685m (2002.7.6)コレクションNo.974 地図

京都府京北町上川−美山町佐々里


京北町上川の鴨瀬谷から佐々里とを結ぶ八丁林道の峠である。

2001年版の山地図には林道峠という名になっている。1973年版で「故森本先生の命名」と書いてあったが、そんな無機質な名前は残す必要はなく、八丁峠なる通称の方が市民権を得ると思う。現に最近できた丹波広域基幹林道に掲示してあった地図にも八丁峠と記してあった
国道162号線のロードパークに車を置き、鴨瀬谷からアプローチした。入り口に「天候急変により遭難の危険性あり」などという脅し文句が書いてある。路面は入り口こそダートだったが、すぐ舗装に変わった。

鴨瀬谷は北山杉の林と地面のシダ類が太古の昔を思わせるようで楽しい。あちこちで「ミュー」とか「キュー」とか鳴き声が聞こえてくる。おそらく鹿が棲息しているのだろう。
谷を詰めるとヘアピンカーブで山肌に取り付き、ぐんぐん高度を上げていく。鴨瀬谷山の中腹をトラバースしながら登っているのだ。第2ヘアピンの手前で鹿を1頭確認。慌てて逃げていったっけ(^^;)

第3ヘアピンを過ぎると勾配が緩くなって、ダートに変わり、そのまま峠までダートとなった。峠は丹波広域基幹林道との交差点になっている。峠から八丁(佐々里)側へ下る八丁林道は舗装になっている。
ここから尾根伝いに丹波広域基幹林道を走ると、男鹿峠を経由して深見峠へ行けるし、反対側へ行くとコシキ峠へ行けるようだ。

しかし道にはぶっといチェーンが張ってあって「この先、深見峠への通り抜けできません。こられた道をお戻りください」などと看板がかかっていた(--;)