はりこ坂  350m (2004.6.30)   地図  

郡上市白鳥町(しろとりちょう)大中白鳥町大島
郡上市白鳥町大中から大島へ上がる坂である。

旧大和町から旧白鳥町の間にも長良川が造った崖が多数ある。そういうところは岩場がせり出しており、歩くにも危険な歩危(ほき)といわれていた。四国では同じ字を書いて歩危(ぼけ)と読む(大歩危・小歩危)が、岐阜県?では「ほき」の読み仮名がついている。

「歴史の道調査報告書」では中津屋付近の赤歩危を迂回する山道があったとは書いてあるが、峠の名前はついてないため、白鳥の街の手前にある「はりこ坂」に行ってみた。
大中駅前の風見鶏から入る



赤歩危を過ぎ、旧道は国道156号線を東から西に横断する。ちょうど喫茶「風見鶏」付近と思われる。大中駅付近で長良川鉄道も横断し、用水沿いの崖道になる。すぐに長良川鉄道が、右側に来て、道は鉄道を見上げるように進む。
用水沿いの崖道
鉄道を見上げるように進む



やがて、坂にさしかかり、ふたたび鉄道と同じ高さまで登る。この坂を土地の人は「はりこ坂」とよんでいるそうだ。坂を登ったところに大島駅があり、前方には中部縦貫道の高架が見える。やはり峠というより単なる坂であった(^^ゞ
はりこ坂 大島駅



高架の手前で牛道川を渡る。街道は間もなく国道に合流し、白鳥の街へと入る。国道が長良川の対岸に移っているので市街地は中小地方都市の縮図のようで、中途半端な感じである。
黒古橋 白鳥の駅前通り