花立峠(はなたてとうげ) 369m (2016.5.21) 地図 2.5万図

新潟県糸魚川市東谷内(ひがしたにうち)−上越市名立区(なだちく)西蒲生田(にしかもうだ)
新潟県糸魚川市東谷内と上越市名立区西蒲生田の間にある峠。

たいして大きくもないのに政令指定都市のように○○区が付く都市がある。そんなに人口があるのかと思ったら・・・

(上越市について調べてみると施行時特例市と呼ばれ「法定人口が20万人以上」の要件を満たし、地方自治法第252条の26の3第1項に定める政令による特別指定を受けたのこと。かつてあった大都市制度の1つで、2015年に制度としては廃止され、廃止時に特例市だった市のうち中核市等に移行しなかった市は施行時特例市と呼ばれ経過措置がとられている。)


簡単に言うと合併時の特例措置から進化できない市ってことらしい。

とにもかくにも糸魚川市東谷内からアクセスする。途中で「古道 花立峠」の看板が現れた。
「古道 花立峠」の看板あり



この「古道 花立峠」とは
糸魚川市上南地区の東谷内集落からお隣上越市名立区の蒲生田集落を結ぶ延喜古道のことで、高田往来の主要な道であったとされる。東谷内集落からは比較的広く歩きやすい道が続き、峠付近では「うとう」も見られるとのこと。道中には、雑木に覆われているお地蔵さんもあるとのこと。また花立峠の近くには薬師堂や谷内城跡もあるとのことである。

車道を登っていくと、「花立峠」の看板が立てられた分岐があった。峠道に入ると、ダブルトラックのダートになる。その先には民家がある。小さな家だが生活臭がプンプンしている。民家を過ぎると道は草付きダートになる。

「花立峠」の看板と分岐 ダブルトラックのダートになる
 民家 草付きダート



草付きダートを進むと小尾根の切り通しに着く。前に来たときはここが峠と早とちりして帰ってしまったので、先へ進む。行く先の尾根に峠の鞍部のようなものが見えている。

小尾根の切り通し 交差点っぽい
先は登っている 峠の鞍部?



草付きなので乗るには体力がいるけれど、道じたいはしっかり安定した道である。予想したとおり小さな谷を迂回した所が峠だった。
峠の看板も立てられている。

安定した道 峠は近い
峠のうとう 峠の看板



峠には高圧ガス管が埋設されているらしく、古くから使われている証拠であろう。また看板どおり峠のお地蔵さんが迎えてくれた。古道といえども草刈りや立札など整備されなければ自然に還ってしまうので、地元の活動には頭が下がる。

 
(お地蔵さんへの階段)  
 
峠のお地蔵さん お地蔵さん 
 
 
 
 



上越市側は道の具合がイマイチらしいので、峠で引き返した。

上越市側



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