箱山峠(はこやまとうげ) 553m (2022.10.13) 地図 2.5万図

長野県中野市東山(ひがしやま)-山ノ内町(やまのうちまち)戸狩(とがり)
長野県中野市東山と山ノ内町戸狩の間にある箱山トンネルの旧道峠で箱山と鴨ヶ嶽の鞍部にある。戦国時代にはそれぞれの山にお城(箱山城鴨ヶ嶽城)があったそうだ。

中野市側から東山クリーンセンターの前を通り、箱山トンネルに向かう。
東山クリーンセンター  


遠くから見える高い煙突でそれと分かる白亜の建物を目印に登っていく。なんでこんな巨大な建物がいるのかと思うような建物の横を抜けて登る。11%の表示もある急坂である。途中で振り向くと中野市街が一望である。

東山クリーンセンター
11%の坂 中野市街


さらに登って箱山トンネルを潜る。トンネルの手前に峠への山道があるが、地図を見ると反対側の山ノ内町側の方が登りやすそうである。

さらに登って 箱山トンネル


トンネルを潜るとそれらしき入口があった。入ってみると草付きのダブルトラックである。

山ノ内町側の旧道入口 草付きのダブルトラック 
峠道から里を見る 


軽トラだかが通った轍(わだち)はあるが、それがぬかるんでいるので辿りにくい。峠の手前の三叉路でその轍は方向転換したりして路面がグジュグジュになっていた。そして行く手には峠の切り通しが待っていた。

ぬかるんでいる 峠手前の三叉路 
 
 峠の切り通し  


峠は大きな岩が10m以上も垂直に掘り下げられ、切り通しというより掘割とか堀切という方がしっくりとくる。それもそのはず。両側の山はどちらも山城だったそうだから、この峠は間違いなく空堀のひとつだったわけだ。

地図アプリで位置確認 
 
   
 
   

箱山側の岩の中腹に石碑があった。そこまで登る元気もなかったので望遠にして撮ってみた。供養塔と刻んである。ほかに何が刻んであるのかもよくわからないから何のための供養塔か不明である。



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