顔振峠 500m (2001.5.5)

埼玉県飯能市吾野(あがの)−入間郡越生町(おごせ)笹郷


義経主従が絶景のあまり顔を振り振り登ったなどという言い伝えのある峠。しかし私はこの手の話は信用しない。むしろ横にあった環境庁の説、冠のようなとがった山があって「かあぶり」が訛ったという方が説得力がある。なぜなら地名などは漢字が伝わってない時に名付けられたれたものが多く、音(おん)から語源をたどるのが正しい方法なのである。

今日は尾根道縦走とはいえ峠10以上のコースなので朝7時半過ぎにスタートした。吾野の町から顔振峠の看板方向へ登る。1.5車線路できつい部分もある。途中旧道分岐があったが完全な山道のようなのでおとなしく車道を行く。一本杉峠との分岐をすぎると間もなく峠である。
峠には4軒の茶屋と、5つの案内板がある。朝早いのでそうでもないが、昼間は賑わしいだろうなあ。茶屋の奥に山道の峠がある。越生方面へのシングルトラックが口を開けている。MTBなら喜んで下りていくところだ。左の写真を撮っていると下から初老のハイカー登場。グリーンラインを行くらしく「お早いですね」の言葉を残して休みもしないで行ってしまった。
ここからハイカーが登ってきた。