胡麻草峠 640m (1997.6.29、2002.3.17) コレクションNo.65

岐阜県加茂郡白川町黒川−白川町切井
白川町赤川の谷から黒川の谷へと越える峠。

赤川の谷の最奥から恵那に抜けるメインロードは中野方峠を越える。その中野方峠の麓、切井本郷の集落へ入っていくとJA切井支店の前に追分の石碑があって、胡麻草峠への分岐点になっている。
              
道は栃平川沿いを進み、棚田の中を登っていく。峠の鞍部らしきものも見えるが、棚田と道と鞍部の3点セットを写そうとしても、うまく入らない(T.T)。

そうこうしているうちに道は山肌に取り付き、クネクネのつづら折れになった。ふと上方を見ると坂折で一度お会いした、こまわりさんがお昼をとっていた。
しばらくお話をした後、最後までご同行することになった。話しながら登っていったせいか、峠にはあっけなく着いてしまったように思えた。でも境界標識も出ていて、間違いなく峠とわかるポイントであった。
         胡麻草峠
黒川側へは一度下ってから石佛観音のある地点まで少し登り返す。黒川の里が眼下に眺められるので切井と勘違いする可能性は十分ある97年のときもそのために峠の場所がよくわからなかったのだ。

石佛観音では地元の信者(老人会みたい)が熱心に掃除をしていた。
「どこから来た?」「ええ観音さんやで拝んでいけ。」
「お賽銭をあげれば彼女だってすぐできる」
などと口々に言い囃す。
「彼女なんかできたら問題やで」
我々は呆れながらもお膳立てに乗ってやった(^^;)
           石佛観音
下りは結構長かった。箱岩山の中腹をトラバースし、石佛観音から尾根づたいに下りていくからである。麓の集落、黒川から白川までの道筋には百人一首の歌と歌人の像を描いた看板が建てられているので和やかな気分になれる。