岐阜祭り(からくり)

    
(2009.4.4)   更新 2009.4.22  
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春の岐阜祭り・道三祭り。いつもは伊奈波神社で山車のカラクリ奉納がある。今年は岐阜市制120周年を記念して若宮町の歩行者天国で行われた。その様子を動画を撮ってきた。



手古舞(てこまい)

カラクリの前にお祭りの山車を先導する岐阜芸妓組合による手古舞(てこまい)が披露された。こういう舞があることも知らなかったけれど、岐阜市に芸妓さんと芸妓組合があることを知らなかった。世の中広いわ(^^ゞ




安宅車(あたかしゃ)

旧金華校下に伝わる山車である。山車の一番前にいるのは采振り人形。真ん中が弁慶。この山車のメインである。山車の奥にドッシリ構えているのが義経だそうだ。安宅車という名前からして歌舞伎の勧進帳を再現したものとわかる。勧進帳の舞台が安宅の関(石川県小松市)だからである。バックに流れるお囃子などは謡曲「安宅」だという。
後ろに鎮座しているのは義経というが、私は安宅の関守、富樫だろうと思ったほど恰幅がいい。こんなに貫禄があると杖で打ち据えるなんてできないよなあ。カラクリでもやってないけどぉ(--;)




清影車(せいえいしゃ)

旧京町校下に伝わる山車である。清影車は采振り・豊玉姫(龍神)・彦火々出見尊と3体のカラクリ人形を備える。采振りの動きがなかなか良い。メインの豊玉姫ははじめゆったりとした動きであるが、途中で龍神に変身するとダイナミックに動く。そして元に戻るときがみものである。能「玉井(たまのい)」の一場面だという。



蛭子車(ひるこしゃ)

岐阜市の山車のなかでは、最古のものだという。からくり人形も最も古いものだそうで、そのためか、カラクリにもビックリするようなものはない。もっとも思わぬものが変化するところはあるのだが・・・(^^;)
2番目の清影車があれこれ勿体をつけてカラクリまで時間がかかったのに較べ、至極あっさりしてて拍子抜けしたくらいだった(^^;)




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