古田峠(ふったとうげ) 330m (2010.10.29) 地図

岩手県花巻市東和町古田-花巻市大迫町大林
岩手県花巻市東和町古田花巻市大迫町大林の間にある県道43号・盛岡大迫東和線の旧道峠である。

古田側からアクセスした。
古田側からアクセス



県道43号線を進むと、古田の集落を過ぎる辺りで旧道分岐が現れる。新道の先はトンネルで、その上に峠の鞍部も見えている。峠道も県道など、それらしい名称は付いていないので予想どおり1.5車線である。牛舎のような建物があったり、のどかである。士室の集落内から峠道へ入る。

旧道分岐 新道の先はトンネル、峠の鞍部も見えている



旧道も2車線道で大した傾斜ではない。振り返るとトンネルへ入る新道が下に見える。そのまま進むと「盛岡・大迫」反対側は「花巻・東和」の道路標識がある。

旧道 振り返るとトンネルへ入る新道
「盛岡・大迫」反対側は「花巻・東和」の道路標識



そして峠。峠にはバス停の名残のような小屋があった。トンネルができる前はここも賑やかだったかもしれない。

士室峠(古田側から) 士室(大迫側から)



峠から下る。大迫側は1.5車線である。高いところはもう晴れてしまっているが、麓の方は昨日の雨の名残か霧のようになっている。古田側は2車線で割とストレートな峠道だったが、大迫側の峠道はクネクネ道である。こうじゃなきゃ峠は面白くない。ふと気付くと遠くに早池峰山と思しき山が見える。

峠から下る 麓の方は霧?
大迫側はクネクネ道 早池峰山



そう、この早池峰山の展望がこの峠の重要な位置づけなのである。すなわち古田峠はお隣の拝峠と並ぶ早池峰山の遙拝所だったのである。

古田峠の峠道から見た早池峰山
峠道から早池峰山の展望



そのまま下るとトンネルを潜ってきた新道と合流する。麓まで降りると上から見えていたとおり、まだ霧が支配していた。

新道と合流
麓まで降りると霧が支配していた




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