袋田の滝

  (2007.10.17)   更新 2007.12.12 
 地図
袋田の滝
袋田の滝は日本三名瀑のひとつである。高さ120m・幅73m。岸壁を四段に流れ落ちるところから、「四度の滝」とも呼ばれ、西行法師が、「四季に一度ずつ来てみなければ本当の良さはわからない」と絶賛したことから、この別名が付けられたとも言われる。

とはいうものの当初から予定していたわけではなく、猪ノ鼻峠にある観光案内を見て行く気になったのだ(^^;)
袋田の滝


そんな行き当たりバッタリで行ったため、何の下調べもしていない。滝の近くの駐車場はみんな有料だし、車を勝手に止めさせてもらった遠方のお店からは自転車で行かねばやってらんない。

つうことで滝の近くの町並みはサクッととばして、いきなりのトンネル画像である。滝へ行くにはトンネル内を登っていかなければならないのだ。

そして滝へ唯一通じるこのトンネルは有料だったのだが、入場料を払う窓口は朝早くて閉まっていた。待つことはちょっとでも嫌いな性格のため、帰りに払えばいいわと、そのまま入っていった。
滝へ行くトンネル




トンネル内は朝イチなので私しかいないし、自転車で乗っていくにはホドホドの傾斜なのでルンルン気分で滝まで行くと、幾筋にも分かれた滝とご対面〜。28mm広角レンズからもはみ出てしまうド迫力の滝である。四季それぞれの顔があるとのことだが、紅葉時や結氷時は素晴らしいだろうなあと思う。
袋田の滝
袋田の滝



ほかの観光客がいないのをいいことに、トンネルから滝までの動画を撮って回った。水の動きや滝の音があるのはチョー気持ちいい。
袋田の滝の動画



滝壺から下流へ視線を転ずると、トンネルの別出口が見える。あそこから出ると吊り橋を通って別ルートで帰れるようだ。ああ、これで見咎められることなく帰れるわいと安堵したとたん、おばちゃんに声をかけられた。
「ここは本当は自転車禁止なんですよ」
どうもいま見てたトンネル出口にある料金徴収所で働くおばちゃんらしい。この注意以外は観光案内をしてくれたので無罪放免ということだった。ありがたや、ありがたや〜♪
滝壺 吊り橋とトンネル



滝を辞し、そのトンネル出口に来る。正面から見る滝もええが、角度を付けて見る姿もナカナカのものだ。展望台(観瀑台)と滝との位置関係がよくわかる。さあ〜、いよいよ吊り橋だ。
トンネル出口にある料金徴収所 トンネル出口から見た滝
吊り橋へ 一段下りて滝と展望台を見る



片やトンネルから出てきた所、片や崖っぷちを伝って来た所と、超デンジャラスな場所同士をつなぐ吊り橋である。遠目に見ると、それに相応しい華奢なものに見えたが、近くまで来ると案外頑丈そうで拍子抜けである。
けっこう頑丈そうな吊り橋
崖っぷちを伝って来る こ〜んなロケーション



そんな滝付近から川沿いを下り、車を駐車させた滝から遠いお店まで戻った。断りもなしに車を止めておいたので何がしか買わないと罰が当たるというものである。

そこでその日のおかず代わりに味噌田楽を買った。そのお店は農産物直販加工場で、店主さんがトレッキングをやっておられるアウトドア指向のお店だった。

色々とお話しするうち、その店主さんが、
「この前あなたのような峠漁りをしている人が新聞に載ってましたねえ」
と思い出してくれた。
「あ、それ私です(^^ゞ」
あの記事に注目して覚えていてくれた人がいる。もう、嬉しくなってしまい、思わず長居をしてしまった(^^;)
長居してしまったお店のサイト




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