中坂峠(ちゅうざかとうげ) 840m (2011.5.24)  地図 2.5万図

熊本県高森町高森山都町上差尾(かみざしお)
熊本県高森町高森と山都町上差尾の間にある県道151号清和高森線の峠である。

阿蘇カルデラの内側高森町から登った。
高森町から登る



道は1車線、九州自然歩道の標柱に導かれるように進む。

すぐに1車線になる 道の屈曲が見える
振り返ると阿蘇のカルデラ



中腹に千穂坂馬頭観音があった。石碑には写真のように彫ってあるのに対し、標柱には
「石像は元中山小峠の尾根つづき旧道を見下ろす険阻の地にあり、正徳5年阿蘇家臣今村源助惟末が峠を上下する牛馬の安全を祈って建立したもの。新道の改通により参詣困難となり昭和58年3月冬野・森区有志相はかり遺孫?今村俊男氏の了解を得てこの地に移築したものである」
と書いてある。

旧道は石ころだらけのつづら折りの坂道で牛馬が馬見原の酒や薪炭を積んで喘いで往来したそうです。 「千穂坂峠」が「中坂峠」に名前が変わって「ちゅうざかとうげ」と読むのなら「ちほざか」が正解なのだろう。では元の「ちほざか」の意味はわからないが、今の漢字からは思わず「なかさか」と読んでしまうだろう。それこそ意味するところが違うだろうから標識にはルビをふってもらいたいものである。

行く手に ヘアピンカーブに木が1本
草原のために展望が良い



峠まで来ると、町境の標識があった。九州自然歩道の標識には「高森峠」とか「崩土峠」とか書いてあって山道を辿るなら行けるようで、ちょっと悔しい。

「高森峠」や「崩土峠」の標識



しかし峠を過ぎても山都町側はなだらかでなかなか下らない。

だだっ広いところに 分岐標識
山都町大見口の標識



それでもばらく行くとクネクネ道になって急激に下ったりしていく。

クネクネ道



中腹の大見口付近の分岐もそのまま下っていくと、県道141号線に合流する。そこを美里方面(右)へ曲がる。

大見口付近の分岐
県道141号線に合流 美里方面(右)へ曲がる



合流地点こそ2車線だったが、141号線もすぐ1車線になる。次の清水峠への分岐ももうすぐである。

県道141号線(山都町上差尾



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