茶屋峠(佛木坂) 425m (2011.5.22) 地図 2.5万図

熊本県苓北町(れいほくまち)志岐(しき)−苓北町坂瀬川

熊本県苓北町志岐と坂瀬川の間にある下島北部広域農道の峠である。

まずは志岐から県道44号線に入る。
国道389号線から県道44号線に入る



県道といってもはじめはセンターラインのない道を行く。途中の分岐は志岐ダム方面に行く。登り坂に入ってから県道と別れて広域農道に入る。

志岐ダム方面へ行く 県道44号線の標識
県道と別れて広域農道に入る



県道はさほど広くなかったのが、広域農道になった途端、舗装もきれいで広くなった。どうなっているんだ?この国の行政は?なんてぼやいてみても仕方がない。中腹に祠があった。馬頭観音さんとお地蔵さん2体である。どちらも板に「馬頭観音真言」「地蔵真言」と書いてあった。天草で真言宗ということはないだろう。しかし同じ様な石仏3体に祠が2つというのは変である。1つの祠で十分なのに。ちょっと謎だ。

中腹に祠が2つ 馬頭観音さんとお地蔵さん2体


さらに登ると写真のような看板があった。木山弾正無念坂として佛木坂伝説というのが書いてある。ギヤをニュートラルにすると傾きとは反対方向に車が動き出すという。いわゆるパワースポットの類である。ここは秀吉の天下統一の戦場だったわけで、加藤清正も登場面白い伝説だ。

峠手前
佛木坂伝説



看板の向こうには石碑も何個か立てられていて、それらの記述を見ると県道44号線が通る前はこちらが街道筋だったようだ。現在そのあとが広域農道になつているのも不思議な話である。そしてこういう往還筋だったから中腹にも石仏があった。というより従来の往還はもっと細く、広域農道を造ったときに石仏を移転してきたのだろう。だから別々の祠に安置してあるように思う。

茶屋峠(佛木坂)の石碑
石碑
名勝・佛木坂の石碑類



この佛木坂の石碑から少し登ったところに峠がある。峠にも真新しい観音堂があった。水之元観音堂というらしい。登ってきた方角を振り返るとビックリするくらいの急坂の向こうに海が広がっていた。

峠(坂瀬川側) 峠(志岐側)
振り向くとビックリするくらいの坂と海があった



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