眉山岐阜市粟野 (2002.6.4)    更新 2002.6.6  地図


眉山から見た金華山(手前は岐阜市長良の街並み)


     プロローグ
眉山(びざん)といっても阿波の徳島市ではなくて、岐阜市の粟野(あわの)にある山である。高さは231mであるから、徳島市の眉山(276m)より少し低いだけである。


月末の夜勤明けでモチベーションが低いために遠出もしたくない。でも自転車には乗りたい。というわけで家の近くを走ることにした。

東海自然歩道の才峠から下りてきたところにある集落、椿洞からさらに東へ山の鞍部を越える。ここにはお地蔵さんはあるが、峠名が付いてない。ピークから下りだしてすぐ、「NTT粟野無線中継所」に登る道がある。トレーニングに何度となく走っているが、行き止まりであることが確実なので今まで一度も登ったことがない。
今日はモチベーションが低いので変に距離を伸ばして危ない道を走るより超ローカルでも安全で時間は費やせる(楽しめる)道の方が嬉しいのだ。

道を直登した先は鎖がかけてあった。しかし私にとっては独壇場であることを約束されたようなものだから、喜んで進んでいった。ヘアピンカーブを曲がって簡易水道のタンクみたいな所からダートになった。木の間越しに下界?が見える。絶景とまではいえないが気持ちはいい。まずは登るのが先決と砂利が多いダート道を登っていった。
いちおう山の中腹から登っているのだから大したことないとタカをくくっていたのに意外に時間がかかる。所々にある急坂は舗装路になっているが、勾配が緩やかになるとダートのままだからスピードが上がらない。

高度計が200mを越えた頃、やっと電波塔が見えてくる。電波塔は逆光の中に巨大な姿を隠していた。
電波塔の横にある案内看板を見て驚いた。山頂には「鎧塚古墳」なる前方後円墳があるのだそうだ。案内看板がなければどこにでもありそうな山の姿にしか見えない。登ってみて良かった。

眉山から見た金華山(手前は岐阜市長良の街並み) 根を詰めて登っただけに帰りは写真を撮りながらゆっくり下ろう。ダートの様子を写しながら下る。山の上の方からは三田洞方面がチョロッと見えるだけで眺望は優れない。2/3以上下ってきた所で、南側の展望が開けた。

水田の中に新装なった国道256号線(通称高富街道)のバイパスが走り、その向こうに岐阜市長良の街並み。そして街並みの向こうに金華山がドカーンと聳えている。金華山が見えるポイントは数々あれど、ここはアングル的になかなかいい。ってわけで何枚も写真を撮った後、東海自然歩道まで戻って、今日の探索はお終いである。



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