万里の長城(八達嶺)
 
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      (2009.1.2)  
更新 2009.2.9  
人工衛星から地球を眺めたとき、唯一見える人工物が万里の長城だという。

万里の長城は北からの騎馬民族侵入を防ぐため造られたもので、総延長は6,352km。中国の里程では1万2700華里になるため、万里の長城と俗称されている。

その長城のなかでも最もポピュラーなのがここ「八達嶺
(はったつれい)」である。








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八達嶺

北京からマイクロバスで約2時間。万里の長城・八達嶺へ着く。八達嶺は明の時代に改修されたものだという。入場してから一段上がった所で記念撮影。そこから左右にルートがあり、左が勾配の急なので男坂、右は勾配が比較的なだらかなので女坂と名付けられている。混雑しているのはもちろん女坂だ。
万里の長城・八達嶺へ到着 記念撮影の場で。ガイドさん、なかなか可愛い。




入り口付近で娘が目に付いたパンダ帽子を買った。中国では相手の言い値で買ったら負けである。散々値切り、じゃあ、いいと、帰るふりまでして半値にさせた。災難だったのはこの売り子さん、店内で
「なんで、そんな値段で売ったの?」
と叱られていたそうだ。
パンダ帽子を買う娘




それにしても雄大である。行く手右側には北京オリンピックのスローガン「同一个世界 同一个梦想。 One World One Dream」の看板が掲げてある。振り返れば登ってきた広場と男坂に連なる山々が見える。
同一个世界 同一个梦想  One World One Dream 登ってきた広場と男坂




ところどころに城塞のようなものが設置してある。「どんたい」といって狼煙台だそうだ。頑丈そうではあるが、屋根がないのがなあ・・・
どんたい どんたい内部




いまは所々で欠けているという万里の長城だが、見えている範囲でキリの良いところまで登る。最後は相当な傾斜になった。それはそうだ。もともと山の尾根伝いに造られているわけだから、地形通りの傾斜になるのは当然である。

峠登りでもなかなかお目にかかれないような傾斜であった。もっともウジャウジャいる観光客のせいで、ゆっくりしか歩けないからきつくはなかった。
一番急なところ



集合時間に中庭に戻る。中国の国旗がひるがえっている。

時間的にはお昼に近いのだけれど寒い。1月の北京は平均気温マイナス5度。万里の長城は山間だからもっと寒いわけである。コートやマフラー手袋をし、頭は防寒帽といった出で立ちでないと凍えてしまうのだ。観光客も寒そうな格好をしてるでしょ。
中庭に戻る 中国国旗



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