豈坂(あにざか) 140m (2000.4.2、2001.12.9、2007.2.10ほか) 地図

岐阜県山県市高富大桑(おおが)ー山県市伊自良(いじら)上願(じょうがん)


山県市高富大桑と伊自良上願を結ぶ県道174号線の峠である。高富の北方の人が伊自良湖畔甘南寺(カンナミジ)に参拝するために開削された峠道だという。

いつものように山県市役所に車をデポして走り出す。
山県市役所



堤防沿いに鳥羽川を遡る。大桑地内ではサイクリングロードが鳥羽川沿いにできていて快適なのは良いが、冬から春にかけては遮るものがなくて向かい風が大変である。
鳥羽川沿いのサイクリングロード



四国山香りの公園やカタクリの群生地を横目に谷を最奥まで辿る。ここまではダラダラ登りである。
四国山香りの公園



道が鳥羽川にかかる橋を渡ると、やっと峠らしい傾斜になる。標高差40mほどを真っ直ぐ登る。すぐ峠の切り通しに到達する。
鳥羽川最奥の橋から峠へ 坂の登り



峠は参拝道らしく、お地蔵さんが20体以上祀ってある。昭和58年、道路改修のおり、沿道に祀られていたお地蔵さんをここに集めたのだという。峠の頂上に一列に並んだお地蔵さんは壮観な眺めである。
坂の頂上



大桑側がゆったりかつストレートに登ったのに対し、伊自良側の標高差は80m近くあって傾斜はずっと急である。そのため直角カープを4回、ヘアピンカーブを1回かまして下っていく。
ヘアピンカーブ



伊自良の集落では、12月ともなると、つるし柿(干し柿)を干している。初冬の風物詩として壮観である。
つるし柿