赤河峠(アコウトウゲ) 670m(1998.10.12、2002.3.17)  地図 2.5万図

岐阜県加茂郡白川町赤河本郷−恵那市中野方
赤川の谷の中心、赤河と恵那市の坂折地区を結ぶ峠である。

国道41号線の白川町から赤川の谷を遡る。赤河本郷の集落にあるJA赤河支店の前から峠道が始まる(320m地点)。蘇原小学校の下を過ぎ、小倉の集落と棚田を横に見ながら、登っていく。道はけっこう急傾斜である。
まもなく福地峠との分岐点が現れる。右に道をとると福地峠へ行ける。私は左に道をとり赤河峠を目指した。

峠の中腹は放棄された別荘地帯だ。バブル期に開発されたのだろうか?バンガローにしては高級すぎ、別荘にしてはチープな高床式の建物ばかりだ。そのなかで生き残っているのは純日本風民家とペンション風の3F建て洋館である。別荘といえども、しみったれたものに需要はなかったわけである。
八百津から恵那にかけて延びる久田美高原の北側は赤川に削られて急傾斜地が多い。ところが、ここ赤河峠付近だけは等高線がなだらかである。だから別荘地にもなったのであろう。

とはいうものの道はそこそこの傾斜を保って登っていく。頂上近くは緩い高原状になり、峠というにはなだらかすぎるサミットになった。
峠の写真を撮り、下り出す。峠からは坂折の棚田地区が近い。今日は中峠(福地峠)へ行くために棚田の中腹から福地地区へ登り返すことにした。



峠コレクションへ