安倍峠 1416m (2000.5.4) 地図

山梨県南巨摩郡身延町大城−静岡市梅ヶ島温泉


安倍峠は梅ヶ島温泉付近にある金鉱山の金を甲州に運搬するため武田信玄が使用したという。

林道開通記念碑の眼下に今も熊笹に覆われた旧道が存在している。しかし身延町からは1200mの標高差をこなさねばならない。

登り始めるとフォッサマグナ(糸魚川ー静岡構造線)が通る地点に出くわす。次に出てくるゲートは5月20日まで通行止めであることを示していた。
ゲートを越えて滝を目にすると凄まじい九十九折れが始まる。何度かカーブを曲がると富士山が見える地点が出てきた。しかし今日は天辺が二度ほど見えただけである。
1200mの崖崩れ地点を過ぎた所でお昼にし、更に登ると漸く峠に到達。

旧道にある峠の看板と広場はシングルトラックのいい雰囲気で、初老の山登りの方と親しく会話し、梅ヶ島金山のこと武田信玄のことを教えて貰った。

梅ヶ島林道のピークはもう少し先で「峠の香和屋」近くにある。それから梅ヶ島温泉へは凄まじい下りで、車やバイクを何台も追い抜くほどであった。

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