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コースプランニング(一般・長距離) |
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1998.10.2 更新 |
コース設定 | 距離基準(自分のペースを知ろう)
| 登りは短く、下りは長く | マップリーディング(地図を読む)
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プロフィールマップを作ってみる
| テーマを持つ | 宿泊
- バイクは自由で楽しいからといって行き当たりばったりに走るのは感心しません。
- アナタの体力・レベルに応じたコース設定をしないと楽しいどころか難行苦行になりかねません。
- 0.3馬力のひよわなエンジンを有効活用するにはコースプランニングという知恵も必要なのです。
コース設定
- 「初乗りはどこへ行きましょう?」で書いたようにスタート地点に戻ってくるようなコース設定が基本です。
- しかし戻ってくるといっても往復と周回の2パターンがあります。
- どうせ走るのなら同じ道を往復するより周回コースをとって違った道を走った方が楽しいですね。
- バスや列車にバイクを乗せて(輪行:りんこう)しまえば一方向へ走っていくコース設定も可能になります。
距離基準(自分のペースを知ろう)
- 「初乗りはどこへ行きましょう?」のように距離を伸ばしていくうちに休憩や常用スピードなど自分のペースが
- わかってきます。1時間走って10分休憩とかサイクルコンピューターで20km巡航というようなアナタなりの
- 疲れないペースができてきますので、そのスピードを目安にして1日の走行距離を計画します。
- ただし自分が20km巡航できるからといって時間あたりスピードを20kmで想定すると間違います。
- 何故なら休憩もしますし昼食の時間も必要です。これらのデッドタイムを考慮に入れた走行スピードは12〜18km
- といったところです。計画したコースにアップダウンが多ければ当然スピードは落ちますし、舗装の平地ばかりなら
- スピードは上がるでしょう。コースの特性(アップダウン・路面)を頭に入れてコースプランニングをしないと
- 日没ナイトランなど痛い目に遭います。控えめな計画をすれば走ってるときも余裕ができますし、
- 不測の事態が起きても時間的にリカバリーが可能になるからです。
登りは短く、下りは長く 頁頭へ戻る
- 長距離を走る以上、ある程度のアップダウンは避けられません。
- そんなときは登り坂を短く、下りを長くするのが基本です。
- つまりきつい勾配を登って、なだらかで長い下りを降りるということです。
- 何故なら登りである以上乗れずに押すかも知れません。それでも距離が短い方が短時間で済みます。
- 逆に下りが急勾配だったらどうでしょう。あっという間に下りてしまったり、ブレーキのかけ通しでかえって
- 疲れてしまいます。つまり下の図でいうとB地点から登るよりもA地点から登った方が楽ということなのです。
マップリーディング(地図を読む)
- 「初乗りはどこへ行きましょう?」でも書きましたがサイクリングの楽しみのひとつにマップリーディングがあります。
- 計画段階でコースを設定したり、走っている最中に自分の位置を確認したり、帰ってきてからも走ったコースに赤ペンを入れたり色々な使い道があります。
- 地図を読むには等高線・川・道路・橋などの表記方法や記号を覚えると地形やその地域の様子が彷彿としてきます。
- 具体的には使う地図は「5万分の1」か「2万5千分の1」の地図が適当です。
- 一番のポイントは等高線です。等高線の間隔が狭ければ傾斜はきつく、
- 広ければゆるやかです。等高線が標高の高い方にグッと食い込んでいるのは谷を表しています。
プロフィールマップを作ってみる
- プロフィールマップとは距離と標高を地図から読みとってグラフ化したものです。
- 走るコースの傾斜がひと目でわかります。実際には右上図の曲線のことでコース断面図と思って下さい。作成方法は、
- 1.縦軸に標高、横軸に距離をとったグラフを作ります
- 2.予定コースをマークした地図上で等間隔の距離の地点の標高をひろってグラフに記入します。
- 3.最後にグラフに記入した点を結べば完成です。
テーマを持つ
- 自転車で走ること自体楽しいことですので純粋にスポーツ走行=トレーニングとして走るのもいいのですが、
- 折角非日常的シチューエーションに踏み出しているのにトレーニングという意識だけでは随分勿体ない話です。
- やはり、外へ行くならそれなりに楽しまなくちゃね!
- それにはただ走るだけでなく、何かサブテーマを持ってコースプランニングや下調べをすると走っていても親しみの沸き方が違ってきます。
- 例えば旧街道や廃線跡を探索したり、寺社仏閣巡り、写真の題材探しや、温泉、単純に有名観光地へ行くのも良いでしょう。
- 季節によっては桜前線、紅葉前線を追いかける旅とかもいいですね。川の河口から水源まで行ってみるとか工夫次第でいくらでも
- テーマは湧いてきます。勿論、峠越えも大きなテーマの一つです。とにかく自分の興味あるものを目的にするのが一番です。
宿泊
- コース取りや走る地域によっては泊まりがけになるのが避けられなかったり、温泉旅館など宿泊自体を目的に
- するケースも出てきます。宿泊施設もホテル・旅館・民宿・ペンション・YHなど色々ありますが、ここでは言及しません。
- ただ宿泊するようなコースになると携行する荷物も増えるし、宿泊施設のチェックイン・朝食時間などの制約等々
- があって日帰りプランと較べると1日1日の計画はより控えめにせねばなりません。
- また飛び込みで宿を取る場合などもデッドタイムが予想外に大きいものです。
- テントや野宿では携行品がもっと多くなりますしキャンプ地の選定もはるかに難しくなります。、
- 何れにしても宿泊する場合は午後4時には宿泊地に到着するような計画を立てられるようにお奨めします。
- また長期になれば休養日も必要になります。泊まりがけの場合はそれらを加味したプランニングが大切です。
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